後日談 半年後 R18

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   終わったあとも裸のままで二人は抱きしめ合った。頬を触れ合わせ、軽いキスを何度も繰り返す。本当に、甘々なカップルになってしまったと思う。 「キヨさんとやっとできた」  慧が感極まったような声で言った。  まあたしかに、と清宮は苦笑した。まだやりたい盛りの慧を、半年待たせたのだ。 交際スタートから三か月間、キスしか許さなかった。四か月目に入った頃から、お互いのものを手でし合うようになり、それと同時期に後ろに指を入れるのを許したのだ。本番がしたくて堪らなかっただろうに。慧は我慢してくれた。  ――でも俺だって、いろいろ葛藤があったんだ。  男同士のセックスに全く抵抗がなかったわけじゃない。十歳下の男に抱かれるのも、決して気分の良いものじゃなかった。 「十も離れてるんだよなあ」  ため息交じりにつぶやくと、慧が「気になりますか?」と聞いてくる。 「そりゃあ、ね。僕が四十になったとき、きみはまだ三十だ」  当たり前なことを言って、ちょっとへこんだ。 「じゃあたくさんエッチしましょう」  慧がたくらんだ顔をして、清宮の体に乗ってくる。 「エッチすればするだけ、老化を防げるみたいだから」 「なんだよそれ。そんな説ないだろ」  都合よすぎる言い分に笑ってしまう。 「いいから」  慧の唇が乳首に触れてきた。陰部を大きな手で摩られ、まだ敏感になっている体は、容易く陥落した。
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