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そういって、セイハツ老人は水びたしの草原に座ろうともせずに、アイテムボックスから椅子を取り出すと、よっこらせといって座ってしまった。
そもそもあんな巨大モンスター今まで誰か狩ったことあるのか?
それ以前に狩ったとして、湧き出るのにどのくらいかかるんだ? 十五分とかか?
ありえーねだろ。
俺は嘆息しながら、水星属性の聖なる剣を取り出すと、右手に鍬を握り締めて、走りだした。はぁはぁと息をすって、至近距離まで、二時間かけた。どんくらいでけーんだよ。
俺は呆れるしかなかった。
何よりも巨大で、その足元には、鏡みたいなものが無数にあった。
そこに、一人の俺より三倍くらいの少女が泣いていた。なんだろうと近づくと。
巨人だった。それもビューティクルにナイスバディーの女性であった。金髪ブロンドである、イギリス人っぽかった。
「ああああ、私の、愛しい、ダーリン、なんで振り向いてくれないの?」
「ああああ、私の、愛しい、真実の亀、なんで振り向いてくれないの?」
「そりゃ、振り向かないだろ、そいつは、ずっと空を見ているよ」
「その声は、あなたは、なんと旅人、私と同じ旅人」
「そうだけど?」
「なら、私が誰か当ててください」
「なんで?」
「クエスションタイーム、さぁさぁ、チャレンジャーどうするの? そんなんでいいの? いいの? こんなんでいいの? さぁさぁ、イッツショータイム
1巨人2美女3巨乳美人4変態5私は変態です。
さぁさぁ、どれだあああ」
「1で」
「はい正解、おめでとう、それで、私はプレイヤー、それともNPC?」
「たぶん、プレイヤーだろうな」
「それも正解、まったく」
「で、何の能力だ? あれだろ? 殺しすぎてのろわれたタイプの能力だろ? 俺も知ってるぜ」
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