5話巨人ヒロイン登場

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「話が早いですね、亀を殺しすぎたのです。それで、のろわれてしまい、巨人になってしまって、解除するにはこの真実の亀を殺さなくちゃならなくて、でもどうすればいいのか? こんな巨体だから、口説くしかないとおもって、でも振り向いてくれないの」 「分かったよ、パーティー申請するから、受け取れ、今からこいつ倒すから」 「本当いいの、ありがとう、なんか悪いわね、これからもよろしく、え? 彼氏? いないわよ、もう、あなたなら考えてもいいわよ、でもねちょっと考えさせて、駄目? なんで、大胆だから」 「って、話はえーわ」 「すみません、いつもの乗りで、乗り乗りしちゃっているんです、頭くるくるパーさんなんです。天空の旅人みたいな、空を旅しているんですよ?」 「天空の旅人って、いるのか?」 「さぁ、空を歩く人は見ませんでしたけど?」 「そりゃ見ないだろうな」 「こんの大胆なんだから、もうちょっと頭使ってよ、どうやって倒すの?」 「いいから、パーティー申請受け取って」 「はいよー、ういうい、ほほい」  俺は頭をかきながら、パーティーメンバーになったのを確認して、まずは、呟く、水鉄砲である。  水鉄砲が、炸裂した。剣から飛び出てきて、それが硝子を突き破った。  いきなり、大きな巨体が動き出すようにして、何かがどよめいた。 ぶおおおおおおおおおお。  大きな叫び声である。  そして、俺と巨人を隔てて、闇が襲ってきた。  俺は後ろに走った。それも心臓がばくばく言うのも構わずにひたすら走り、距離をとると、巨人も後ろに避難していた。倒れたようである。俺と巨人は一緒になって、真実の亀の顔まで走った。甲羅を上ったりした。顔まで到達したところで、さっそく、水鉄砲を放とうとして、異変に気付いた。  小さな亀が沢山出てくる。それも皮膚から浮かびあがってくる。  俺は仰天しながら、片端から潰していく、水鉄砲がなくなる。  それもゾンビ級に雪崩のようにやってくる。これが俺のレベル? 俺の強さ?
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