5話巨人ヒロイン登場

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そうです、あれは遊びではありません、やりたくなくてもやらなくちゃしょうがない現状なのです。    ■■■ 「というわけですお師匠」 「はしょりすぎじゃろ」  セイハツ老人が、抜け毛を気にしながら、頭を池の反射具合で確かめていると。 「なるほどな、モンスターにのろわれたか、そういったスキルがあることは知っているが、見るのは初めてだ。常備スキル? 初めて聞いたぞ」 「だってね、私はいつでも巨大化できるし、今のまんまでも闘えるよ」 「幼稚園児だけどね」 「そこ、お黙り」 「へいへい」  俺は頷きつつも。 「それで、どうじゃった。倒した後に能力を覚えたじゃろう?」 「はい、変な能力がです」  俺は振り返って、頭の中のステータス表を確認するのであった。 ―――――――――――――――――――――――――――――― ラット百匹 水撒き○ 一週間分  マミーマン五匹 素早さ百アップ 継続九日後に消える  ブルースネーク十匹 毒耐性アップ 継続九日後に消える  ブラックバッド二十匹 防御力百アップ 継続九日後に消える。  エレファン五匹 水鉄砲 八十回分  ホワイトタイガー五匹 攻撃力二百アップ継続 一日後に消える。  グール一匹 火星属性耐性五十九日分。  マッドサイエンティストの亀 ウォーター人化 二十回分。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 「それで、マッドサイエンティストの亀ってなんだ。真実の亀じゃなかったのか?」 「あれは、仮の名前、倒したものには本当の名前が分かるように仕組まれている」 「それまでは、許容範囲だったが、これは範囲外だ。ウォーター人化ってなんじゃこりゃあああ、なんじゃこりゃあああ」 「そんなに叫ぶな、まだ使うなよ、ここぞという時に使え、水星ではそれがあるのとないのとでは違う、それ以前にお前は知っていたのではないのか?」 「知っていたさ、だけど、突っ込むしかない」
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