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『恋愛変装』ですけど、ムーンでの連載中は再会編で終わらせようと思っていましたが……書いて読んでもらえる嬉しさと、物語を完結させる充実感を得まして、続編に踏み切りました。
『秘密の変装』は『東京編』に入るまでの、大切なストーリーですので、番外編としていますが、実は正式な続編みたいなものです。
そして『東京編』。
執筆途中で波乱のストーリーにするか、甘々の中でちょっとしたトラブルの二つ選択肢がありました。
考えた結果、一哉の兄である一司をガッツリ出し、現実問題が絡む波乱だらけの物語にしました。
今となれば彼を作り出して本当によかったと、当時の決断を自分で褒めたい(笑)
作中に、一司と神谷の出会いがありますが、当初は二人の恋愛は考えていませんでした。『こんな最低兄、キスでもされとけ!』といった仕返しだけで書いたんです。『最悪の出会い~』の構想はありませんでした。
ただ、書き進める内に『一司と神谷の恋愛もありじゃね?』と、思い立ちまして、スピンオフの『最悪の出会いは吉となるか』が生まれました。驚くほど一気にストーリーが降りてきましたので、東京編終盤は、とにかく早く一司と神谷が書きたかったのを覚えています。
話を東京編に戻します(笑)
ウジウジ自信なしのマイナス思考の結人くんですが、ごめんなさい。私も苛々しつつ彼を描写しました(笑)嫌いとかではなく。
恋愛変装って、昔ながらの鉄板設定のBL小説なんですね(と、私は思っている)。
スパダリ男が綺麗でか弱い美青年を溺愛するみたいな。
今の時代は、何でもありの設定が多いですよね。最近ではリーマン小説(商業)、見かけなくなったほどですもんね。
古い作風かなぁ、読まれないかなぁと思いつつも、たくさんの方に愛された作品ですので、本当に嬉しかったです。
エブリスタでの転載を始めた時は、100人ほど読まれる毎日だったんですけど、日に日にアクセスが伸びて、新セクセレクションに選出して頂いたのを機会に、ランクインさせて頂きました。
純粋に嬉しかったです(*^^*)
強制非公開となって、改稿版を連載しましたが、当時から読んで下さっているユーザーの方からのスターや本棚登録、スタンプなどに励まされました。お名前を見るたびに、ああ、この方、ずっと読んでくれてる! と感激しております。
ひとりひとりにお礼が出来ずに、申し訳ございません。
作品や更新を追い掛けて下って、感激しております!
この場を借りて、心から感謝申し上げます!
次ページより『最悪の出会いは吉となるか』について。
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