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私はそう言われて苦笑いしかできなかった。
サンが言う。
「運転しながら見ていたのですが、おそらくここから50~60mくらいのところがターゲットのいる建物だと思われます」
「なんでわかんだよ?」
リャンが不思議そうに訊く。
「いや、単純に一番目立つ建物だったから。指揮官の旗とか立ててたし」
「そういえばあったな、旗。なんてバカなんだ。大将が自分の居場所を知らせるなんて」
「そういうものだと思っているんだろうね。形式が必要なのは礼儀が必要な時だけなのに」
2人が話し終わると、私たちは旗の立っている建物へ向かっていった。
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