snowy snowy snow the story so far

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snowy snowy snow the story so far

  ◆◆◆◆◆ ここまでのあらすじ 竜神が祀られる雪深い山の寒村で生まれ育った大学生・碓氷太一(うすい たいち)は長年憧れ続けた9才年上の幼馴染み、プロスノーボーダー・喜多川柊(きたがわ しゅう)と念願叶って恋人同士になります。 柊のチーム『FlyHigh(フライハイ)』が拠点を置くカナダで生活しながら所属ライダーとして世界中を巡り、得意種目のビッグエアー、柊と同じハーフパイプ競技でその才能を開花させました。 同時に柊や西川天羽(にしかわ あもう)のプロデュースによって日本と北欧のエンターテインメント界で成功し、競技に於いてもW杯日本代表になるまでに急成長を遂げるのです。 冬季五輪(オリンピック)シーズン目前、太一の父と柊が養子縁組し、二人は名実ともに伴侶として家族としての人生をスタートさせます。その直後、太一はニュージーランドで開催されたW杯・ハーフパイプ第1戦で失敗し棄権となってしまいました。太一は事故による怪我、柊はその時の精神的ダメージで一時前線を離れるものの共に競技復帰を果たし、遂に五輪代表の座を掴み取ったのです。 平昌のハーフパイプ決戦では柊が指を骨折しながらも金メダル、太一は僅差で銀メダルに輝きました。 最大の(ライバル)でありながら最愛の伴侶である事をあらためて確認し合った二人は故郷・碓氷村に一時帰国し、目指し続けた平昌五輪は残すところ太一のビッグエアー競技のみとなったのです。
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