第1話 Dream ~悪い現実~

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第1話 Dream ~悪い現実~

 俺は何日も寝たかのような気がして、目を覚ますと、秋葉原の駅にいた。不思議に思った俺は余計に考えさせられたが、ようやく謎が解けて驚く。 「これは……まさか…………!?」  違和感を覚えた俺は目を疑う。どうして戻ったのか、どのような原理で戻ったのか不思議でたまらなかった。 「あら、お目覚め? 今はどんな気分?」  隣には朱鷺(とき)という少女が俺の近くにいて、びっくりして離れたが、すぐに落ち着きを戻し元にいた場所に戻る。 「朱鷺、お前……俺に何かした?」  まさかと思い聞いてみたが回答はこう返ってきた。 「私の仕業だと思ってるのかしら? 疑うなら勝手に疑えばいいわ」  そう言ってその場を立ち去っていく。俺はただただ去る姿しか見ることができないのだ。そしてまた彼女が見え、直ぐ様駆け寄って行ったが、また氷柱を投げてきて当たりそうなのを避け、目の前に行き両手を拘束をして何もできないようにする。 「お前の仕業か? 応えろ!!」     
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