雪とさよなら

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ちらちらと小雪が舞う。 カメラを持つ少女と車椅子の少年に優しく、包み込むかのように降り積もる。 『小春、大好きだよ。…さようなら。』 雪の舞う、冬の日。 その日、小春は十七回目の誕生日を迎えた。 それと同時に小春は十七歳の生涯に幕を降ろした。
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