第1章

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感動の再開もそこそこに僕は社長室に連れていかれて、資料を渡される。 彼方の中学と高校では卒業と入学の時期が異なる為中学三年の半年近く空く空白の時間に日本に慣れるのと芸能活動の準備をしようとしていたが……。 「アイドリッシュー……これ本当に」 準備どころじゃない。 手元の資料をじーっと読み返す、頭が痛くなりそうなメンバーだ。 一之瀬颯斗 ハヤト、高校三年17 音痴だがダンスは上手い 有村俊 シュン 、高校一年15 ダンスが致命的だが歌は上手い 北河祐希 ユウキ、中学2年14 人前で歌えない、踊れない、恥ずかしがりやで 仲村忍 、中学一年13 実力はあるが人当たりがキツい 桜丘定晴、20大学2年 モデルや演技はできる、アイドルとしては微妙 「僕にアイドルになれと」 このメンバーで俳優の僕にアイドルをまとめてアイドルデビューしないとならないらしい。 ハッキリ言って前代未聞の爆竹だ。
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