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プロローグ
「ねえ、先輩。」
私、先輩の事、好きです。
どんなに、貴方が他の誰かを見ていたとしても
私の事を忘れても。
誰も居ない学校の図書室。
2人だけの秘密の場所。
2人だの物語。
絵本の中の世界、王子様とお姫様のように結ばれて、幸せになれるのなら。
だけど、先輩には、好きな人がいて。
好きになれば、いつかきっと、私の事を見てくれるんじゃないかって
信じていたけど
だけど、貴方は、一途だった。
私の入れるよちなんて何処にもない。
そんな、彼が私は、好きだった。
真っ直ぐで一生懸命な、貴方が
眩しかった。
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