0人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
「杉村棗さんですか?お荷物です。」
「あ、はい。サインでいいですか?」
「ありがとーございましたー。」
「ナニコレ…棺桶?」
重さはないがバカでかい箱を家の中に運び込み、開封した。そこには重さに似合わない人形が入っていた。
「送り主は…母さん?一応確認の連絡いれなきゃ…。」
シンガポールは今ちょうど昼間。今連絡入れても問題ないだろう。
「…あ、もしもし。母さん?荷物届いた。これ、なぁに?」
『あ、もう届いた?それね、母さんが開発したバイオノイド。要は生体ロボットね。家事育児が完璧にこなせる最高傑作。その名も神姫プロトタイプ00『藤四郎』通り名は要。貴方のお兄ちゃん的ロボットよ。』
「え?ちょっと待って?いきなりロボットとか送られても困るよ!?」
『試運転も兼ねてるのよ、その子が成功しないと次の子が稼働できないのよー。仮で良いからマスターになってちょうだい。』
「…生活費に+してその他諸経費は頂きます。そして勝手にマスターにしたんだからお小遣いもアップしてもらいます。」
『30万以上はきついのでやめてください…。』
「知るか。じゃーね。」
さて、このロボットどうしたらいいんだろう…。
とりあえず起動するか。説明書どこだ。
最初のコメントを投稿しよう!