第1話 不思議なドールと平凡ネコ好き女子高生

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「杉村棗さんですか?お荷物です。」 「あ、はい。サインでいいですか?」 「ありがとーございましたー。」 「ナニコレ…棺桶?」 重さはないがバカでかい箱を家の中に運び込み、開封した。そこには重さに似合わない人形が入っていた。 「送り主は…母さん?一応確認の連絡いれなきゃ…。」 シンガポールは今ちょうど昼間。今連絡入れても問題ないだろう。 「…あ、もしもし。母さん?荷物届いた。これ、なぁに?」 『あ、もう届いた?それね、母さんが開発したバイオノイド。要は生体ロボットね。家事育児が完璧にこなせる最高傑作。その名も神姫プロトタイプ00『藤四郎』通り名は要。貴方のお兄ちゃん的ロボットよ。』 「え?ちょっと待って?いきなりロボットとか送られても困るよ!?」 『試運転も兼ねてるのよ、その子が成功しないと次の子が稼働できないのよー。仮で良いからマスターになってちょうだい。』 「…生活費に+してその他諸経費は頂きます。そして勝手にマスターにしたんだからお小遣いもアップしてもらいます。」 『30万以上はきついのでやめてください…。』 「知るか。じゃーね。」 さて、このロボットどうしたらいいんだろう…。 とりあえず起動するか。説明書どこだ。
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