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殺しゃしねぇよ、と西条晶は言いよどむ。
だが、その他全ての疑惑に関しては否定しない――全部お見通しなんだよ、晶。
「あ、あのぅ・・・・・・こ、これは一体、どうなってるんでしょう?」
思いがけなく俺の口から、戸惑うような細い声が滑り出た。
「おいオッサン、中身のオバチャンをデリートしとかなかったのかよぉっ!? 二人分の脳消費でオレの身体が老けちまうだろうがぁっ! 今すぐっ、速攻で消せよおぉっ!!」
デブなオッサンの身体に留まる西条晶が、ますますエキサイトして喚き散らす。
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