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「独りで来たのか?」
「あいにく友達が少ないんでね」
「ウソだ。
山辺、下を確認しろ」
天城に指摘されたが明人は嘘が下手だ。
祐太は箱をズラそうとする。
「じゃ……ぼくはこれで、見つかっちゃったし……」
「まて!」
魁斗が明人の腕をつかむ。
山辺もこっちに来させないと……
「どうぞお構いなく」
魁斗を振り切って出ていこうとする。
「フザけるな!」
祐太も箱をずらしかけ明人を押さえる。
視線を箱に向けると中途半端な位置にあり、中から天城が開けることができない。
どうする?
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