晴れ渡る空の様に清々しい

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晴れ渡る空の様に清々しい

ーー死んだ彼女からLINEが来た。 携帯が震える。 LINEの新着通知を知らせるバイブレーション。 画面をスライドさせてLINEを開けば、送り主は案の定彼女だった。 深夜二時。草木も眠る丑三つ時に連絡を寄越す相手は限られている。特に最近は、ほぼ彼女に限定されている。 夜勤中、一人事務所を任され暇を持て余している自分に取っていい暇潰しではある。ネットに繋がるパソコンで適当なサイトを漁りつつ、夜型生活を送る彼女と適当なやり取りをするのがここ最近の職務中の過ごし方であった。なんとも有意義な時間の使い方だ、と自分でも思う。 彼女との会話内容は取り留めのないものばかりだ。 今日の夕飯だとか、ゲームの進捗具合だとか、面白かったドラマや漫画、その日あったなんでもない出来事の報告だとか。 そんな会話を続ける内に、気が付けば夜が明けて、終業している。 同僚にお疲れ様と声を掛け、少しばかりの雑談をしてから帰路につく。職場は徒歩圏内だから、帰り道に彼女と通話したりしなかったり。 通話していた場合、そのまま帰宅してベッド替わりにしているソファに沈み込むまで会話を続ける。     
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