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『アハハ。まあ今回は良いけど、そのうち、三人で食事会でも開こうよ。一年間、頑張ってきたんだからさ』
「それは良いが…店とかはこっちで決めるからな」
『どうして? 俺のじゃ不満?』
「利皇、お前なぁ…」
どっと脱力する。
利皇と何度か食事や飲みに行ったことはあるが、どこも超が付くほどの高級店。しかも利皇は常連客。
確かに味や雰囲気はとても素晴らしいが、落ち着かなかった。
「…まあそれは後でだな。もうしばらく店の方は落ち着かないし」
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