甘い二人

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 妙に気合が入った羽月を見て、陽一は力なく笑った。  それでも近い未来、どこかの田舎で喫茶店のマスターをしている羽月を思い浮かべ、心が温かくなる。  楽しそうに紅茶を淹れる彼の側に、ずっと自分がいれば良い。  そしてきっと、常連客として利皇の姿があるだろうと苦笑した。  けれどそれも悪くない。  きっとそれが自分にとって一番の幸せだ。 「…羽月」 「ん? なぁに? 陽一」  無邪気に顔をこちらに向けた羽月に、弾むようにキスをし、満面の笑顔を見せた。 「愛してる、羽月」 【END】 ☆最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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