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「ぼんやりしてんなよ。そんな気持ちいいか?」
もっと冷たく射抜かれたい。
あられもない願望を抱く僕の口の中へ、聖は精液まみれの中指を強制的に突っ込んでくる。
にがい、くるしい、やめて──なんて拒絶してもムダ。
「ふ、ンンッ、ひっ、ぐっ!」
果てたばかりの身体を容赦なくえぐられるのは正直、気持ちいいなんてものじゃない。
心臓を揉みしだかれているみたい。もはや拷問に等しい。
「もっと締めろって……もっと、もっと! こんなんじゃ足りねぇんだよッ!!」
「──ひぃ!?」
まるでバカ馬に加速を命じるみたいに尻を平手打ちにされ、僕の身体はひときわ高く跳ね上がった。
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