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「モモってばあ!」
気づけば彼の指がエリを越えて喉仏をなぞっていた。シンキングタイム終了。
ボタンという邪魔者をすべて外した王様は、お次は肌着をめくりあげるため、ベルトをゆるめようとしてくる。
だらだらと返事をしないでいた僕だけど、さすがにこのまま裸にされるのは不本意だった。
まだシャワーを浴びてないし、なによりお腹が減った。
たちこめる香りから察するに、今夜はブリ大根。
僕の好物。
聖が作ってくれたのを食べるのは初めて。
チャラ男が作った渋すぎる料理なんて、意外性がありすぎて絶対に美味いに決まっている。
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