2. 少年の自室(現実)

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2. 少年の自室(現実)

○少年の部屋 少年ベッドの上でゆっくりと目だけを開き目覚める。そのまま視界を左右に動かして、自分の部屋であることを確認する。 少年(M)  「朝、だろうか。暖かい感覚に包まれながら、僕は自室で目を覚ます」 少年、上半身を起こしてから体を捻り布団から出て、ベッドから足を投げ出す形になる。目を擦り、数度瞬きを大袈裟にする。上半身だけを捻り東側の窓とカーテンの間から漏れる光に目をしかめつつ、カーテンを開いた。※カーテンを開くところまで、夢と同じ挙動を。 少年、制服に着替える。※寒そうにしながら。 少年、部屋を出て、階段を下り、階段一段目でリビングを覗き込む。リビングの扉は開いている。 ※ここまで夢と同じようにカメラで少年を追い掛ける。 少年の後ろから食卓テーブルが映るように。 少年、リビングに入り、入り口で立ち止まり、食卓テーブルの方を見る。 夢と同じ位置に座る母。 テーブルの上には色とりどりのおかずが入っている大きい弁当箱が置いてある。 母、そこに父親がいるように。声は呟くように。     
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