3. 少年の日常(学校生活)

1/1
前へ
/41ページ
次へ

3. 少年の日常(学校生活)

曲に合わせて断片的に少年の生活を見せながら、モノローグ。 (BGM) アコギのインストとか。 少年(M) 「学校生活は、とても退屈だった」 (背景) 朝の東京を映す感じ。 電車が行き交うシーン。 渋谷交差点とか。 少年(M) 「どんな状態であっても、人間は退屈を嫌う。はじめは眠るフリをしてみたり、小説や漫画を読んでみたりしていたのだが、今ではそれもやめてしまった」 (背景) 高架下。 駅構内。 少年(M) 「そうしているうち、幸福とは何であるかを、考えるようになった。何があれば、人は幸福なのだろう。何を失うと、人は不幸になるのだろう。勿論、答えなどない。そんな意味のないことを考え続けているうちに、一日はあっという間に過ぎていく」 学校内を映す。 (背景) 少年の学校前。登校する生徒達。 授業中。少年の席は窓側。 少年は頬杖をつきながら窓の向こうを見つめる。 少年(M) 「窓際から、変わらない景色を見つめ続ける。ずっと向こうに、高層ビル群が見える。ある時ふと、僕は思った」 (BGM・終わり) (背景) 窓越しに、高層ビル群 少年(M) 「あのビルの上から落ちてしまえば、僕は案外楽に死ねるのではないか」と (C・T) シーン終わり。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加