君だよ

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A「何?なんか言った?」 彼女はのぞいていたカメラから目を離し、僕に聞く。 B「いや、やっぱ可愛いなって」 僕は答える。 A「当たり前じゃん。我が家の王子様なんだから」 笑顔でそう言うと、彼女は再びカメラを構えた。 カメラの先には幼稚園の餅つき大会に参加している息子。 B『今は君に言ったんだけどね』 今度は言葉に出さず、心で呟いた。
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