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1995 ニューヨーク タツヤとメアリー
大学を卒業後、ゲーム専門校で学んでいたタツヤは、同じ渋谷に住むカズミにも慕われ、周りの人々から見たら一見順調な人生を歩んでいるようにみえた。
しかし、彼の心の中には常に空虚感があった。アメリカからの留学生で、日本での学生時代をともに過ごし、深く愛し合いお互いを分かり合えた女性、メアリーをいまだ忘れられなかった。
あるときタツヤは、ニューヨークを訪れた友人のタカシから、メアリーが同じニューヨークにいることを知る。タカシから得た情報をたよりにニューヨークを訪れてみると、メアリーはアメリカ人ビジネスマンと生活を共にしていた。全く異なる人生をお互いが歩んでいることを知ったタツヤは、日本に逃げ帰る。
あるとき、大学のときの恩師がケガをしたとタカシから電話が入る。見舞いに出かけた際、タカシからかけられた言葉をきっかけに、生活の場をニューヨークに移すことを決心をする。
そして、カズミに別れを告げる。ニューヨークでの時間が流れていき、その日はついにやってきた。 タツヤは自由の女神像の前にやって来た。。やはり、メアリーはそこにはいない。
不便だったがワクワクした。
今じゃスマホがあるからこーゆードキドキ感がない。恋愛もデジタル化して、何というか味気なくなった。
メアリーに会えなかったことは寂しかったが経験値が上がったように思えた。
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