決断

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...................................................... 『心結?』 「悠貴……」 ブルブルと震えたスマホを耳に当てると、聞きなれた声。 『なんかTwitterのタイムライン、気になって』 いまさっき、Twitterで呟いた一言。 〝もう、一緒にいられない〟 それを悠貴は見たのだと言う。 Twitterだけはお互いフォローしていたあたしたち。 でも、お互い、リプをしたこともされたこともない。 電話したほうが早いから。 「悠貴、悠貴……」 言葉になんて、ならなかった。 自分から別れを告げたくせに、まだ好きで好きで仕方がない。 『どうした?』 悠貴の優しい口調が、あたしの涙をさらにさそう。 「別れちゃった」 『ヒロと?』 「うん……」 自分で決めたことなのに、どうしても戻りたがっている自分がいる。 『好き、なんだよな?ヒロのこと』 「約束してたのに、元カノの所に行っちゃったから……」 人に告げて初めて、別れたことを実感している。 実感すると、涙が溢れて止まらなくなる。
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