あとがき

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。 この作品は、半分が実話、半分が私の創作です。 どうして創作する必要があったのか。 お気づきでしょうが、作中のサチコは私です。 当時の私は、祖父が怖くて堅苦しいのが面倒で、真剣に向き合うことは 殆どありませんでした。 大叔父が原爆で亡くなったこと、祖父が行方不明の大叔父を捜す為に入市被爆したことは知っていましたが、それ以上を深く知ろうとはしませんでした。 身を以て原爆の恐ろしさ、戦争の無情さを経験した祖父から当時の事を聞いていれば、創作などせずとも ありのままをノンフィクションとして書くことが出来たはずなのです。
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