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ピンポンを押すと中から髪の毛がボサボサの名村くんが出てきた。
「何しにきたんだ。男の家に来る気なかった奴が。」
「せ、先生に頼まれてプリント持ってきたの。」
バサッと私の手から奪い取る。
「そりゃどーも」
「あの、こないだはごめんなさい。あの、数学教えてもらえませんか?私1人でやっても全然ダメで。」
「学校休んでるやつに頼むか?普通。」
「治ってから、治ってからでいいから。」
「いいよ。上がりな。学校なんてサボってるだけだし。」
そう言って名村くんはドアを開け広げた、
私はその中へと入った。
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