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日菜子は用事があるから帰ってしまっていた。
誰もいない教室に私は名村くんと2人でいた。
「早速やるか?」
「べ。別に教えてもらわなくても…。」
「だって18点だろ?早くやったほうがいいぞ。」
「でも…」
「ここでやるのは他のクラスの人の目もあるし、俺の家来いよ。親いないし。」
「そんな。行かないよ。男子の家なんて!」
私は顔を真っ赤にしていった。
「は?お前何言ってんの?何1人でそういうこと考えてんの?こっちは真剣に心配してんだぞ。もういい。やる気ないなら俺、帰るから。」
そう言って乱暴にカバンを持って名村くんは帰ってしまった。
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