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「ヘルハウンド騒動、終息の兆しか」
野獣化したラクサーシャ「ヘルハウンド」が居住区を破壊して逃走した件において、9頭を討伐、現在は付近の安全の確認作業が行われている。
ヘルハウンドの死骸は軍医によって調べが進められているが、狂暴化した原因など詳細はまだわかっていない。
第1~第4居住区については、引き続き警戒を強化するとともに、スパルナ族による上空からの監視が開始されている。
ヘイデン地区の避難命令は一部解除されたが、多くの住民は自主避難というかたちで、避難先での生活を望んでいる。
救援物資の移送を担う憲兵隊員は「これ以上事態が長引けば物資も不足する。早急な解決に向けて全力で取り組む」と話している。
(アーシラルド新報・朝刊)
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