何だこの亀仙人みたいなジジイは?

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何だこの亀仙人みたいなジジイは?

何だ、この亀仙人みたいなジジイは? 【だからさっきから言っておるだろう、お前の身体は中2に逆戻りしてると】 誰だ、さっきから! しかも中2?何ワケの解らない事言ってやがんだ? …でも確かに身体は小さくなってる。 オレは178㌢で68㌔、一応痩せ型で健康には気を使っている。 でも…何だこれは? …いや、疲れてるんだ、ここんとこ残業も多く、帰りも遅いしな。 家に帰れば帰ったで、妻と娘が中学に進学する事で揉めてるし… 会社でも板挟み、家でも板挟み…あ"ぁ~オレはサンドイッチ状態かっ! 今朝もその事で妻と娘がギャーギャーと朝っぱらから言い合ってるし… ーーーー朝の食卓にて 「阿莉紗、今日は塾の日でしょ?終わったら真っ直ぐ帰って来なさい、もうすぐなんだから受験は」 はぁ…ウチの妻はまたその話か…こうやって家族揃って食卓を囲んで朝食を食べているのに、塾だの受験だのと言わなくていいものを… 「何度言ったらわかるの?私中学は近所の公立でいいって言ってるでしょ?」 阿莉紗は現在小学校の六年生、本人は地元の公立中学に行きたがっているが、妻の真奈美は阿莉紗の学力が優秀な為か、私立の大学付属中学へ受験するよう、勧めている。 だが、当の阿莉紗は私立中学への受験を受ける気など無く、皆と一緒に地元の公立中学に行きたがっている。 勉強よりも、友達と一緒にいて仲良く通学したり下校したり、部活に入ったりして、色々とやりたい事があるのだろう、オレ自身の考えとしては、阿莉紗の自由にさせてやりたい。
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