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「いいかも。後ろから抱っこされてる感じ」
「そういうこと、やってくれる人、いるかな」
「どうだろう。法律がどうなってるのかも調べなきゃ」
「じゃあね、もしね、木を切ってもいい、って、それで何かを作ってもいい、って分かったら、あたしで、何か作って」
「何でもいいの?」
「美咲に任せる。けど、すのこはイヤ」
私だって、恋人を踏んだり押しつぶしたりするような趣味はない。私は返事の代わりに、里奈の額にキスをした。そしてやっぱり、小屋を建てて柱にしたい。そう思った。
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