第四章 秘密

12/12

90人が本棚に入れています
本棚に追加
/103ページ
 明が本気で自分を守ろうとしてくれている。 嘘偽りのない、彼の気持ち。 それをしっかり雅は受け止める。  ……やっと明さんが見えた。  雅の胸が温かいものに包まれていく。 欲望のまま、衝動のままに抱き合ってきたけれど…今なら、はっきりわかる。  オレは…やはり「日向 明」という存在を愛してる。 そして、彼も…オレを……。  この時点で雅は、明と自分を待ち受ける運命を全く知るよしもなかった…。
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

90人が本棚に入れています
本棚に追加