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明が本気で自分を守ろうとしてくれている。
嘘偽りのない、彼の気持ち。
それをしっかり雅は受け止める。
……やっと明さんが見えた。
雅の胸が温かいものに包まれていく。
欲望のまま、衝動のままに抱き合ってきたけれど…今なら、はっきりわかる。
オレは…やはり「日向 明」という存在を愛してる。
そして、彼も…オレを……。
この時点で雅は、明と自分を待ち受ける運命を全く知るよしもなかった…。
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