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空調の調整が出来ている中なのに、紹介された途端にまた抱きしめられて身体が火照るくらい照れた。
誰だって首周りをスンスンと匂いを嗅いでしまわれたら、照れるよね?
もちろん、今回も前回同様に兄様が助け船を出してくれましたよ。
『眞、とりあえずわかったから、一旦離れようか?
悠が困っているよ?頼むから』
兄様の気づかい?威嚇的なフェロモンのお陰でやっとの事で離してもらい、僕も自己紹介をさせて貰った。
『橘 悠です、4月から栖蘭高校に入学します、よろしくお願いします。』
もちろん、イケメンさんも答えてくれました。
『俺は、神崎 眞高校2年生で栖蘭高校の生徒会長をしている。悠って呼んでもいいかな?もちろん俺も眞って呼んで欲しい、さっきも言ったように番になって欲しい、もちろん一緒に俺のマンションで住んでご両親にも挨拶させて欲しい』
突然の出来事に当然対応出来る訳もなく何も言えずにいる僕に優しくて賢い兄様が助け船を出してくれました。
『眞、悠が困っているよ、両親は今海外だから挨拶は後日にして、マッチング検査を受けてもらえるかな?もちろん眞の言葉は嘘だとは思っていないが、やっぱり大事な弟だからね』
このマッチングテスト、この世界において非常に有効な手段とともに優秀なαや特別なαの唯一弱点になる番を守る為の手段である、ある特別な物を番が身につける事で様々な事に恩恵が受けれる物なんだ。
もちろん、守秘義務があるから当然番にならないとどんな感じなのかもわからないけど…
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