忘却の物語

忘却の本

その日は、本のことなんて忘れていた。

次の日、また図書室に。

昨日の本、あるかな。
図書室に入る。

本棚…あれ？どこだっけ。
タイトル…思い出せない。
仕方ない、順番に見ていくか。
物語の棚だから…

表紙絵は、あれ？思い出せない。
見ればわかるかな？
ダメだ、全然ない。
誰か借りたのかな？

と、貸し出しリストを見てみる。