後編

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 あわてて教卓から這い出ると、どちらからともなく手をつないで走り出す。 「そういえばさっき、なんて言ったの?」  耳をふさがれてきこえなかった言葉が気になって、走りながら常盤が聞いた。 「次に会った時に言う」  南は片目をつぶって嬉しそうに笑った。 (終わり)
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