第1話

4/4
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
「うるせーケバ子!! あんたは見た目だけじゃなく 中身もブスじゃん? 人の男ってわかってて体見せてるし。 しゅん!!もう金輪際あたしに関わらないで! 気持ち悪い!!」 そう言って私は親友と彼のアパートを後にした。 が、彼はすぐに私のアパートに来て玄関前で 泣きながら大声を上げていた。 「頼むよー!もうあいつとは縁切ったからさ! なあ!やり直したいんだよー!」 私の苛立ちは更にパワーアップし 親友が撮影していた一部始終を 大学生仲間に拡散。 たちまち話題になった。 翌日から彼は大学に行かなくなり 半年程経った時、 親友から彼が街を出たと聞いた。 今もインターネット上のどこかには彼とケバ子の 淫らな姿が残っている。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!