ゴーストライター

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「違うでしょ。お父さんがワミさん怒らせてるんじゃんか。ワミさんは悪くない。全部お父さんが悪いのよ」 莉彩は笑いながら立ち上がり、背中を伸ばした。 「さてと、じゃあ次の作品、書き上げちゃいますか」 リビングを出て行く莉彩に崙土は、 「莉彩。無理するなよ…」 と言うと、莉彩は振り返る事もなく親指を出して部屋へと戻って行った。
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