運命の出会い

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2階に上がると扉が2つ。 1つ目は役員専用の食堂。というかVIPルーム。 2つ目は教師用の休憩所。生徒が呼び出される事もしばしば。職員室とは別でこちらは完全にリラックススペースになっている。 学園創立者の趣味なのか金持ち学園だからかはわからないが2階はアンティーク調で内装が統一されている。 金色のドアノブを回し、中に入る。 「おはようございます。朔都。」 赤いソファにゆったりと腰掛けカップを持ったままこちらに声をかける美男子。 東城(とうじょう)(みやび)。常に冷静沈着で腹黒い と評判の生徒会副会長。 「おはよう。ミヤ。」 「貴方が食堂に来るのは珍しいですね?」 「食堂のご飯が食べたくなっちゃって。」 「ああ。今日からメニューが変わりますからね。」 ミヤが手渡してくれた注文用のタブレットをお礼をいって受け取る。そう。ミヤのいうとおり、今日から食堂が春メニューになる。 「ミヤは何を頼んだの?」 「A定食を。たけのこの炊き込み定食です。」 たけのこか。美味しそう。んー。でも今はたけのこの気分じゃないんだよな… 「あ、」
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