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「うおぉ…」
俺は今、無駄に大きい門の前に、鬘とま〇お君メガネをかけて立っている
…王道転校生を見ている。
「…なんで俺が…」
ここは私立星園高校。
とってもとっても金持ちの子供が通うところだ。
クラスはS~Eまで別れており、Sは生徒会、風紀員、特待生しか入れないクラスになっていて、Aからはそれぞれ顔・家柄・成績の良い順にクラスが決まっていく。
…ここに通ってるってことはさてはお前も金持ちなのかって?
ばかいえ。そんな大金もってたら高校なんか行かずに一生遊ぶわ。
まあ、ここに来たのは両親が不慮の事故で亡くなったからだ。
身寄りのない俺をここの理事長の秘書である叔父さんが引き取ってくれた。
っていってもここに通い続けられるような金もないので、特待生として入学した。
ふぅ、そろそろ俺の説明も疲れてきたな。
あ、そういえば名前言ってなかった。
俺の名前は田辺紬(たなべつむぐ)。
髪型がマッシュルームみたいだからか、周りからは『マッシュ』と呼ばれている。
…あっ、もうひとつ、大事なこと言うの忘れてら。
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