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転校生くん
「それで、あそこが図書館で、あっちが職員室です。」
昼放課。
俺はけなげに大野くんに学校の案内をしてる。
『おう!!ありがとう!おかげでなんとなくわかった!!』
「いーえ、なんか分からないところとかあったらいつでもきてくださいね(ニコ」
『おう!助かる!!
…てかさっきから気になってしかたなかったんだけど、なんでマッシュって名前なんだ??キラキラネーム??』
え、まさかこいつ本名がマッシュだとおもってたりする????
うーーん、、名前を教えるべきか…
いやでも面倒事に巻き込まれるのもな…
意を決して俺は大野くんの方を見た。
「うん。実は…母方のおじいちゃんのお父さんの友達辺りがフランス人でさ、、」
こ こ は マ ッ シ ュ で と う そ う
『ん…?よくわかんないけどそうだったな!!なんだー、てっきりその髪型のせいでいじめられてんのかと』
えっ何この子めっちゃいいこやん
心配してくれるとか軽く惚れるねこれ
おそるべし力だ主人公(ただ心配しただけ)
「うん、そういうことだから大野くんもマッシュで大丈夫ですよ。」
これほどマッシュ呼びに感謝したことはないよねうん。
『おう!!!俺のことは四月ってよんでくれよな!!!』
「うん。わかりました。では、僕はこれd」
ぐぅぅぅぅぅぅうう
…お?なんだ、この音?
不思議に思いながら前を見ると、顔を真っ赤にした四月がいた。
…犯人こいつか!
「…どうしたんですか??」
『お、おなかへっちゃって…』
後半になるにつれボソボソ喋る四月をみて俺はこう思った。
おそるべし力だ主人公(ただお腹空いただけ)
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