2人が本棚に入れています
本棚に追加
火事2
まぁ、ここまで全部俺が考えた妄想だ。
美雨っていうのは俺の通う学校のマドンナで男子なら全員が一度はあこがれる存在。
そんな美雨さんが俺の幼馴染だったら・・・
もし本当に火事が起きて、俺が美雨さんの命の恩人になったら・・・
それでなんやかんや上手くいって彼氏になれたら・・・
こんな叶いもしない願いを日々妄想しながら過ごす青春時代。
恋に恋する俺は・・・
そんなことを考えていたら突然
火災報知器が学校中に響き渡った。
そしてまた
何度目かわからない同じ妄想が、
現実かもわからないこの世界が
始まる。
最初のコメントを投稿しよう!