第3章 月

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 夢中になって読んでいたせいで、外はすでに真っ暗だった。  星がちらほらする晴れた夜空に、この小説のヒロインと私が好きな月が、一際明るく夜を飾っていた。 「綺麗……」 私は、心の底から、そう思った。
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