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「おっきろーーー!我が弟!!」
バァン!!!と大きな音を立てて兄ちゃんが入ってきた。
その音にビクリと少し体が揺れる。
……きてしまった
実は、兄ちゃんに気付かれる前にアラームを止めて二度寝しようと計画していた。
しかし計画は失敗に終わったのだ。
「ほーらがんばれよ、遊」
そう言って兄ちゃんは僕の布団を剥ごうとする。
嫌だ……嫌だ……
「兄ちゃん……僕、太陽浴びると死んじゃう……」
離れていこうとする布団をいやだいやだと必死に手で握り締める。
「死なねーよ」
僕の抵抗も虚しく、兄ちゃんに引っ張られた布団は呆気なく宙を舞った。
ああ、今日もつらい1日がはじまる………
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