第4章 因縁と魔の者の新たな動き

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第4章 因縁と魔の者の新たな動き

八雲双運が鏡恭一たちがいる幕末に戻って来た事で、恭一の気が乱れ、それを知った剱崎紫龍が、父親の剱崎青龍に知らせ、現代に残った大崎愛美、倉本美男、森深雪たちは、集められ幕末へと向かう事となった。 「お前、見覚えがあるな。しかも2度、1度目は現代にて、2度目は、この間であったか。初めて会った時からお前とは因縁めいたモノを感じていた」 八雲双運は、恭一と対峙しながら、そう言い更に続ける。 「お前と会うの2度なのに因縁を感じるのは、我が祖先とお前の祖先に何かがあると俺は思う。何故なら、人間にしては秘めたる霊力と潜在能力が、お前にはまだまだある。こんな程度ではない…フフッ。俺の強敵となるかもしれん者を更に覚醒させようとしている。そう思うのはやはり、お前との因縁か…まぁよい。お前を助けに、お前の仲間がやって来たようだ。数にモノを言わせるか。それで俺は倒せんがな…」 そう言い、不敵な笑みを八雲双運は浮かべ、更に。 「湯水と本田、吉川はまだ使い道があるから連れて行く。また何処かで会えるのが楽しみだ。どれ程、お前が腕を上げたのかな」 そう続けた八雲双運は、恭一にトドメを刺す事なく、湯水幸彦と本田保志、吉川雅美を連れて、何処かへ姿をけした。 八雲双運らが姿を消した後、八雲双運が言っていたように、恭一たちの前に剱崎紫龍、大崎愛美、倉本美男、森深雪が姿を現した。
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