第4章 因縁と魔の者の新たな動き

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剱崎紫龍、大崎愛美、倉本美男、森深雪らは、正確に恭一たちがいる京から大坂へ向かう鳥羽街道の京側近くとは違い、伏見街道に姿を現した。 「やっぱり、まだ正確にタイムスリップできないわ」 と、タイムスリップした幕末の場所が、恭一たちのいる場所と違い、剱崎紫龍は悔しそうに言った。 そんな剱崎紫龍に対して、愛美が辺りの気を探り言う。 「でも魔の気を感じない。感じるのは人々の気と恭一くんたちの気だけよ」 「そうね…八雲双運たちがいない…何故…?」 愛美に言われて、ようやく気付き、剱崎紫龍が言い、そんな中、美男が剱崎紫龍と愛美を急かせるように言う。 「とにかく行こう。事情は恭一たちに聞けばわかる」 「そうね」 と、美男に急かされ、剱崎紫龍が応じ、愛美は既に武空術で、恭一たちの気を感じる方に飛んでいた。
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