第三章 ☆ 決意

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ありがたいのだが、ヒロインとの恋は望んでいないのだろうか?仮にも、前世の自分は主人公として俺を攻略したんじゃないのか?ゲーム内で雪愛ちゃんがどうなるのかは知らないが、何も思わないはずがない。 「あ、そうそう! あと私の事は『お母さん』と呼ぶこと! 中身は違えど、血が繋がってる親子だから、今まで通り接して」 「…そう仰るのでしたら、分かりました。 お母さん」 まぁ、三人称が曖昧だったので、そっちの方が助かる。 「お母さん……ふふふ」 嬉しそうに口元を押さえて、お母さんは笑った。
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