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美沙に認められたのがよっぽど嬉しいか、彩乃が満面の笑みで答える。
そうするうちに、店員がやっと注文していた生ビールをテーブルに置き、皆がグラスを取ったところで彩乃が乾杯の挨拶を買ってでる。
「それでは、美沙とそうちゃんの出会いに、それから3人の友情に~~、乾杯!」
――この時はまだ、この言葉が後に冗談では済まなくなることなど、言った張本人の彩乃をはじめ、美沙も宗太も、誰も想像してはいなかった。
それほどに、ただひたすら楽しく穏やかな時間だった。
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