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出会い
「紅茶が出来ました」
そう言って陸は、紅茶が入ったティーカップをテーブルに置いた。
「……」
氷歌流は何も言わずに、パソコンの画面を見ている。
陸はそれを気にせず、部屋から出た。
バタン-。
静かな空間に響くドアの音。
陸は自室に戻り、椅子に腰を掛けた。
パソコンの電源を付けて、昨日の写真を見た。
写真には何も写っておらず、男女が仲良さそうにピースしてる写真だ。
陸はその写真に特に何も感じず、ただ見ているだけだった。
ピンポーン-。
その時に家の呼鈴がなった。それに気づいた陸は玄関の方へ向かった。
扉を開けると、そこには1人の青年が立っていた。
青年は-
「あの……助けて欲しいんです!」
そう言われた陸は、驚きで怪訝な表情になった。
陸「とりあえず話を聞きます」
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