ハラカラ

主なキャラクター

●真行寺ケイ（男）14歳 168㎝　52㎏　Ｏ型
小学生の頃から、自然の造形美や遺跡に興味を持つ。
世界の秘境を巡る夢をかなえるために、英語の成績は優秀。スペイン語、アラビア語も独学で学んでいた。
失明してからはふさぎこんでいたが、元来は社交的な性格。父は商社勤めで、バックパッカーになろうとしているケイを時折、牽制していた。サムール滞在中も安宿街には近づかないよう注意していたが、各国の旅行者から旅のネタ話を聞くのが楽しみな日常だった。
最大の特徴は、しばしば発揮する高い洞察力。竜のイメージは星によって異なっていたが、すべて同じ神獣を示していると見抜く。後に協力者となるマルーンからは、「20万年の知識を持つ自分でも敵わない観察眼を持っている」と評される。
宇宙でのフィールドワークをはじめてからは、遺跡を前にすると異様な集中力を見せることがある。

●ヴィス（女・ダール星人）112歳　171㎝　56㎏
ダール人の寿命は地球人の４、５倍あるため、見た目は20代前半。バルルの議会では、エリートとして将来を嘱望されていた。
ボーイッシュな外見だが、どちらかと言えば内向的。しかし信条を曲げない頑なさがあり、それ故に惑星移住には参加しなかった。
バルルの民と対立した際には胸を痛めつつも、連合軍の指揮官となり、竜の解放に尽力する。

●エル（女・ピンダ星）18歳　178㎝　65㎏
狩りの最中にヴィスと出会い、ダール星行きを志願する。
地球よりやや文明が未発達の星に暮らしていたが、山岳民族だったため住んでいたのは僻地。始祖を手助けすれば、貧しい集落が救えるのではないかと漠然と期待もしていた。
外見とは裏腹に、繊細で生真面目な性格。が、獣人であるため力が強く、旅の途中では危険な獣を追い払う役目を担っていた。
それは竜の遺跡探査中も変わらず、いつしかケイの護衛役となっていく。