主なキャラクター

2/2
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
●ミーク(女・ティモス星)22歳 145㎝ 36㎏ ティモス星を統制する王族の娘で、ティアラをつけた品のある外観が特徴。 ダールから訪れたヴィスに敬意を表す意味で、平民ではなくミークが使者に選ばれた。 幼く見える外見は、フィジカルな力をなくそうとしたサムトの遺伝子操作のため。他者との感情を共有するティモスでは争い事がほとんどなく、喜怒哀楽が揺れ動く他の惑星の住人と接することは、実はミークにとって苦痛であった。そのため、ふだんは精神感応の感覚を閉じ、どこか冷めた表情をしている。 竜の遺跡探索時は、常にケイと同行。未知の惑星の住人と接する際に、本心を知るサポート役として欠かせない存在となっている。 ●ギンダー(男・ワラン星)23歳 182㎝ 71㎏ ワラン星では治安部隊に所属していたが、おっとりとした性格が災いして評価は高くない。 だが、警ら中にヴィスが空から降りて来るのを目撃。部隊に案内した際、「誰でもよい」というヴィスの言葉に従ってギンダーが選ばれた。 治安部隊にいたおかげで、一定のサバイバル技術は習得しており、陰で役立つことも多い。なによりワランはシハールの民が関わった星であり、ギンダーにも特異な能力が備わっている。それは毒性のある植物を食用に組み換えてしまうこと。いくつもの星を巡るフィールドワークの間、ケイたちもたびたびギンダーの能力に命を救われている。 ●<α> 実体のない思念体。別の生き物の精神に寄生することで、生き長らえる。 ビガーでは、<α>の仲間たちが大型の霊長類を種ごと乗っ取り、操っていた。しかしハルシネーション能力を危惧したダール人との抗争が勃発し、滅びることとなる。 人間のような高い精神力を持った生き物は、完全に操ることはできない。どこかにまだ生き残りがいることに望みを託して、ヴィスに寄生したまま、ケイたちの旅の伴をする。 バルルの民との戦いでは、ハルシネーション能力で相手を攪乱し、竜の居場所を突き止める。結果的に互いの犠牲を最小限に抑えられたことで、ヴィスには感謝される。 その後、竜に乗り移り、再び仲間を探す旅に出る。 なお思念体のため固有の名称はなく、<α>はヴィスが便宜的につけた名前。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!