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生きるものは死んだものに生かされているのだと、かつてあなたは言っていましたね。では、既に生きているのか死んでいるのかもわからないわたしは、何に生かされているのでしょうか。もしくは、何を生かしているのでしょうか。わたしは。
わたしは星砂の散った床に座り込みました。
時間という名のきらめきはどこまでもまばゆく、わたしの瞳に畏怖の象徴として映りました。わたしはとうの昔に錆びついてしまった鎖に全身を拘束されたまま、永遠に動き出さない時間の中を、回り続けます。生きているのか死んでいるのかわからないまま、いまがいつであるのかもわからないまま、季節の移ろいにさえ気づけないまま。
ぐるぐる、ぐるぐる、回り続けます。
わたしに終わりが訪れるその日まで。
スカーフが風にはためかなくなるその瞬間まで。
〈了〉
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